Linux / Windows / macOS向けデスクトップクライアント

V2Ray for Linux: v2rayN クライアント

デスクトップへのインストール、サブスクリプションの追加から接続確認まで、v2rayNの設定項目に沿って解説します。Android端末ではv2rayNGを選べます。

  • VMess
  • VLESS
  • Trojan
  • Shadowsocks
  • REALITY

デバイスに合ったダウンロード先を選択

デスクトップクライアントv2rayN Androidクライアントv2rayNG / v2flyNG コアの種類Xray · V2Fly 設定方法サブスクリプション / 共有リンク / JSON

クライアントの機能と設定項目

クライアント選びからプロキシモードの設定まで

デバイスとコアを選んでから、サブスクリプション、ルーティング、トラフィックの転送を設定します。画面は設定例です。項目名はクライアントの更新により異なる場合があります。

v2rayNデスクトップで接続設定を一元管理

v2rayNでは、サブスクリプション、サーバー設定、ルーティングルール、実行ログを一つのデスクトップ画面で管理できます。インストール後、まずローカル待受ポートを確認し、サービス提供元から受け取ったリンクを追加して、使用する設定を選び、コアを起動します。システムプロキシは、システム設定に従うブラウザーやアプリに適しています。ターミナルツールでは、プロキシアドレスを個別に指定できます。デスクトップ版は複数のOSで操作方法をそろえやすい一方、ファイルパス、ネットワーク権限、TUNの許可はOSごとに設定が必要です。他の端末の実行環境をそのまま流用することはできません。

デスクトップの設定手順を見る →
v2rayN · ローカルプロキシ
待受アドレス127.0.0.1
ローカル待受ポート10808
ログレベルwarning
設定

クライアントのダウンロードとインストール

OSとアーキテクチャに合ったインストールパッケージを選ぶ

デスクトップではv2rayN、Androidではまずv2rayNGを検討しましょう。パッケージの種類、CPUアーキテクチャ、クライアントのコアは、それぞれ別の選択項目です。

v2rayNには、新世代のクロスプラットフォームUIを採用したデスクトップ版と、従来型のWPF版があります。初めてインストールする場合は、まずデスクトップ版を確認しましょう。WPF版に慣れている場合は、実行環境に合わせて選べます。画面が異なってもサブスクリプションサービスが変わるわけではなく、接続できるかどうかは設定内容とコアの互換性によって決まります。

起動時に問題が起きた場合は、実行環境、インストール先への書き込み権限、セキュリティソフトの通知を確認してください。設定フォルダーを何度も上書きするのは避けましょう。更新前に個人設定を保存し、新しい画面でも待受ポートが以前と同じか確認してください。

v2rayNのインストールパッケージは、Apple SiliconとIntelで異なります。「このMacについて」でチップを確認してから、対応するアーキテクチャを選びましょう。初回起動時は、開発元に関する確認を求められることがあります。ネットワークやプロキシ設定に必要な権限も、画面の案内に従って許可してください。

インストールが完了しても、システムプロキシが有効になっているとは限りません。まずクライアントでコアを起動し、プロキシモードとブラウザーからのリクエストを確認しましょう。権限の確認が表示された場合は、ガイドに沿って項目ごとに対応し、システムのセキュリティ機能を安易に無効にしないでください。

Android

まずはv2rayNGを検討

v2rayNGはXrayコアを使用し、v2flyNGはV2Flyコアを使う代替候補です。比較的新しい多くのスマートフォンでは、通常arm64版を選びます。端末のアーキテクチャが分からない場合は、汎用版の説明を確認してください。クライアント名が似ていても、対応するプロトコル項目が完全に同じとは限りません。

初回接続時は、システムのVPN接続を許可する必要があります。バックグラウンドに移ると切断される場合は、バッテリー最適化とバックグラウンド実行の制限を確認してください。VPNインターフェースを使用する別のアプリが動作中の場合も、接続が切り替わることがあります。

v2rayNのdebパッケージは、対応するパッケージ管理方式を採用したディストリビューション向けです。rpmパッケージは別の種類のディストリビューションで使用します。また、x64とarm64の違いも確認してください。ディストリビューション、CPUアーキテクチャ、デスクトップ環境を確認してから選び、パッケージ形式とCPUアーキテクチャを混同しないようにしましょう。

Linuxでは、アプリによってプロキシ設定の読み取り方法が異なります。デスクトップのプロキシ、ターミナルの環境変数、アプリ独自のプロキシ設定をそれぞれ確認してください。より広範囲の通信を取り込む必要がある場合に限り、TUNモードと必要なネットワーク権限を検討しましょう。

すべてのクライアントを見る →

初回接続の手順

追加、接続、確認

クライアントは設定を読み込んでプロキシを起動するもので、利用可能なサーバーを自動で提供するものではありません。利用権限のあるサブスクリプションアドレスまたは共有リンクを用意し、順番に設定してください。

初回のテストでは、設定をできるだけシンプルにします。使用中の設定は一つ、プロキシ接続方法は一つ、テストするリクエストも明確なものを一つに絞りましょう。接続が安定してから複雑な振り分けや自動更新を追加すると、問題が起きた際に変更箇所を特定しやすくなります。

詳しい手順を見る →
  1. サブスクリプションまたは共有リンクを追加

    サブスクリプショングループに完全なアドレスを入力して保存し、更新を実行します。単一の共有リンクは、対応する追加メニューから登録してください。設定が表示されたら、プロトコル、サーバーアドレス、転送設定を確認します。サブスクリプションの更新失敗と設定の接続失敗は、異なる段階で発生します。ログを別々に確認し、更新を繰り返すだけで解決しようとしないでください。

  2. 設定とプロキシモードを選ぶ

    テストする設定を使用中にしてから接続を開始します。デスクトップではまずシステムプロキシ、またはアプリごとのプロキシを使い、AndroidではVPN接続を許可してください。実際に接続を試すことで設定の利用可否を判断できますが、結果はテスト先やネットワークの状態に左右されます。一度のテスト結果だけで設定一式を削除しないようにしましょう。

  3. ブラウザーとコマンドラインでそれぞれ確認

    ブラウザーでテストページを開いた後、プロキシアドレスを明示したコマンドでリクエストを確認します。ブラウザーでは使えるのにターミナルでは使えない場合、まずターミナルにプロキシが設定されているか確認しましょう。どちらも使えない場合は、コアのログ、ローカルポート、リモート接続を確認してください。設定は一度に一つだけ変更し、問題を再現できる操作手順を記録しておきましょう。

Project Vのオープンソースエコシステム

クライアント、コア、設定項目

設定画面は管理を担い、コアは処理を実行します。この関係を理解すると、クライアント名だけを覚えるよりも、選定やトラブル対処に役立ちます。

Project Vのエコシステム

GUIクライアント

v2rayN · v2rayNG · v2flyNG

プロキシコアの種類

Xray · V2Fly

具体的な機能は、クライアントが呼び出すコアと、その設定対応状況によって異なります。

Project VとV2Rayの関係

Project Vは、ネットワークプロキシ機能を中心としたオープンソースプロジェクトのエコシステムです。V2Rayは、その中でよく知られたコアの名称です。日常的に「V2Rayをインストールする」と言う場合、実際にはGUIクライアントをインストールし、そのクライアントでプロキシコアを管理することが多くあります。サブスクリプション管理、トレイメニュー、設定編集は画面側の機能です。ローカル接続の受け入れ、外部への接続、ルーティングの実行はコアが担います。この2つを区別すれば、問題が画面の設定にあるのか、コアの動作にあるのか判断しやすくなります。

V2FlyとXrayのコアの種類

V2FlyはV2Ray関連の開発を引き継ぎ、XrayはV2Rayから派生して独自に開発が進められているコアプロジェクトです。一部のプロトコルや設定概念は共通していますが、機能、項目、更新頻度は完全には一致しません。特にVLESS、REALITY、一部の転送オプションについては、使用するコアが実際に対応しているか確認してください。REALITYは接続のセキュリティに関する技術です。プロトコル名と一緒に使われることが多くても、任意に置き換えられる独立したプロキシプロトコルではありません。

3つのクライアントのオープンソース性と役割

v2rayN、v2rayNG、v2flyNGはいずれもオープンソースのクライアントプロジェクトです。デスクトップで設定を管理するならv2rayNを、AndroidではXrayまたはV2Flyとの互換性に応じて他の2つを選びましょう。オープンソースであることは、コードや適用ライセンスを確認できるという意味であり、あらゆる配布元のサブスクリプションが信頼できるという意味ではありません。クライアント、コア、同梱コンポーネントで異なるオープンソースライセンスが使われている場合があります。改変、再配布、パッケージ化を行う際は、それぞれのライセンスとリリース情報を確認してください。クライアント名だけから、すべての依存コンポーネントのライセンス条件を判断することはできません。

プログラムの更新とサブスクリプションの更新は別

プログラムの更新はクライアントのコンポーネントを入れ替える操作で、サブスクリプションの更新はサーバー設定を再取得する操作です。前者でサービスの有効期限が延びることはなく、後者でコアにない機能が追加されることもありません。アップグレード前に、プロキシモード、ポート、ルーティング、DNSの設定を記録しておきましょう。アップグレード後は基本接続を確認してから、応用設定を戻します。設定ファイルに含まれる認証情報やサブスクリプションアドレスは適切に保管してください。ログを共有する場合は機密情報を削除し、問題の特定に必要なエラーの種類、発生時刻、操作手順は残しましょう。

JSONを手動で編集する場合

編集対象がクライアント自体の設定なのか、コアに渡す設定なのかを先に確認してください。コアのJSONでは、inboundsがローカルの入口、outboundsが通信の出口、routingがルールの振り分け先となるアウトバウンドタグ、dnsが名前解決の設定を定義します。項目名が似ていても、異なるコア間で完全に互換性があるとは限りません。手動編集の前に元のファイルをバックアップし、JSONの構文を確認してから、動作を少しずつ検証してください。クライアントが自動生成するファイルは、次回起動時に上書きされることもあります。

設定ファイルのリファレンス一覧を見る →

設定とトラブル対処の記事

初回接続とデスクトップのトラブル対処

問題が起きたら、まず発生段階を特定します。プログラムの起動、サブスクリプションの更新、コアの接続、アプリでのプロキシ利用を順に確認しましょう。

v2rayNが起動直後にクラッシュする場合:.NETランタイム、フォルダーの権限、設定ファイルを確認

ランタイム不足、プログラムフォルダーへの書き込み権限、設定ファイルの破損、ポートの競合という4つの原因から、v2rayNが起動直後にクラッシュする問題を確認します。

v2rayNでLAN接続を許可する方法:スマートフォンやテレビでPCのプロキシを共有

LAN接続の許可、待受ポート、ファイアウォールの設定を解説します。スマートフォンやテレビなどの端末から、PCのLAN内アドレスを指定してプロキシを共有する方法も紹介します。

V2Rayの初回接続手順:ノード選択、実接続テスト、プロキシ動作の確認

サブスクリプション追加後のノード選択、実接続テストによる利用可否の確認、ブラウザーとコマンドラインを使ったプロキシ経由の通信確認を解説します。

すべての記事を見る →